イースト141-139ウエスト
カウボーイズ・スタジアム。NFLの名門チーム、ダラス・カウボーイズの本拠地にて、史上初の野外開催となったオールスターは、同じテキサス州のヒューストン、アストロドームでの'96年の記録だった44,735人を更新する過去最大の動員。バスケットボールのゲームでは2003年12月13日、デトロイトのフォード・フィールドで開催されたケンタッキー大VSミシガン州立大の試合での78,129人が過去最多でしたので、その記録もクリアした訳です。やるなキューバン、相変わらずの商才振りです。
そんな大観衆の注目は勿論先発昇格のノヴィツキー、これまた繰り上げ当選のキッド、そしてマヴスで名声を確立した名PG、ナッシュ。シャックもコービーも不出場のオールスターなんて実に'97年以来。昨年のオールスターMVPコンビに加えてA.I.までも不在となった(代役先発はJ.ジョンソンでした)オールスターは世代交替をアピールするには些かタレント不足だったものの、それなりに競り合った展開にはなりました。しかし、ダラスの観衆には些か苦い記憶が蘇るような結末が用意されていたのです。
1〜3Qまでイーストがそれなりにリードを続けていた今回のゲーム、途中にはドワイトの3ポイントが決まるなんてネタ展開も含みつつ進みました。そして4Qになるとウエストが詰めて来ます。そして試合終盤、ビラップスのジャンパーが決まって137-137の同点となったのが残り1:05の事。
両者、ここから点が止まります。緊迫した均衡を遂に破ったのは誰あろう、'06のファイナルでマヴスを倒しヒートに初のチャンピオンの座をもたらしたファイナルMVP、ウェイドでありました。彼がTOを誘い、ファウルを受けたのが残り12.7秒。ダラスの観衆達による、あのファイナルより大きかったはずのブーイングも虚しく、ウェイドは2本共決めます。
残り7.7秒、今度はダラスの英雄ノヴィツキーが巧みなフェイクでドワイトを飛ばし、彼のファウルでFTを得ました。このシチュエーションで外したら男がすたるというものですね。ドイツから来た最高傑作フォワードはお国柄に相応しい緻密さでもって139-139の同点に戻します。正に'06ファイナルの再演のような展開でこのまま延長か?と思われました。
しかし勝負を決めたのはダラス出身のイーストのスターだったのです。クリス・ボッシュ、その人でした。彼はスローイン役を務めるとボールを渡した相手、ドワイトからそのままボールを戻してもらいつつゴールへ向かい、ビラップスからこの日唯一のファウルと共にFTをゲット。2本共を決めたボッシュのおかげで、イーストは残り5.0秒で2点のリードを再度確保したのです。
タイムアウト明け、ウエスト最後のオフェンスでボールを持ったのは、しかしノヴィツキーではなくカーメロでした。真正面から狙った逆転の3ポイントはしかし決まらず、ゲームセット。141-139で青組イーストが赤組ウエストを下したのでありました。
http://www.nba.com/games/20100214/ESTWST/gameinfo.html#nbaGIboxscore
MVPはFG12/16で28得点6リバウンド11アシスト5スティールというかなり完璧なスタッツを叩き出したウェイド。今回もMVP狙いだったっぽい気がしてならないレブロンが25得点5リバウンド6アシスト4スティールで続き、先発ながら温存された感のあるKGに代わって長時間の出場時間を得たボッシュが23得点10リバウンドをマークして故郷に錦を飾りました。ドワイトは17得点5リバウンド3ブロックという感じです。
ウエストではカーメロがレブロンにライヴァル意識バリバリの27得点10リバウンドで、コービーがMVP受賞を予言したノヴィツキーは22得点4リバウンドと思ったより控え目。キッドは6:11の出場と控え目な出番に徹し、ナッシュは13アシストとひたすら引き立て役に回りました。ビラップスは最後は残念でしたが17得点5アシスト、結構盛り上げたデロン・ウィリアムズは14得点6アシスト4スティール。デュラントが15得点5リバウンド、ザックネ申は8得点6リバウンド2スティールでした。キッドもですがダンカンも13:07の出場に留まってかなり温存されましたね。
通しての印象として、今オフの主役たる'03年組のショーケースのようなオールスターだったなぁと思います。彼らは勿論選りすぐりのスター揃いで素晴らしいんですが、一方で内輪で固まった楽しみ方に徹してしまう傾向があるなぁと思うのですね。最後はただのダンクコンテスト化してしまった彼らのルーキーチャレンジもそうでしたし、このゲームにしてもシュートアテンプト数のTOP5がレブロン&カーメロ(22)、ウェイド&ボッシュ(16)、その次にノヴィツキー(15)というところにも'03年組のシュート独占振りが伺えます。
まあそれだけ役者が揃ってるのも事実なんですけど、ダラス開催なんだからもう少しカーメロはノヴィツキーに花を持たせるべきじゃなかったかなと。最後のシュートなんてノヴィツキーが打ったなら、たとえ外れてもダラスのファンなら満足だったはずです。そういう考えが無いところがまた'03組の若さなのでしょうかコービーやシャック、A.I.といったところが不在だったため、彼らのオールスター独占度が一層際立ったなぁと思った次第です。
P.S.
オールスターイーストのユニフォーム、やっぱりマジックのユニフォーム別Ver.に見えるんですがw
将来ドワイトと同じ青のユニフォームをあんな人やこんな人が着る日が着たりするのかな、などと考えるのは私だけでしょうか?特にレブロン。
http://www.nba.com/video/channels/allstar/2010/02/14/0030900001_wst_est_recap.nba/
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カウボーイズ・スタジアム。NFLの名門チーム、ダラス・カウボーイズの本拠地にて、史上初の野外開催となったオールスターは、同じテキサス州のヒューストン、アストロドームでの'96年の記録だった44,735人を更新する過去最大の動員。バスケットボールのゲームでは2003年12月13日、デトロイトのフォード・フィールドで開催されたケンタッキー大VSミシガン州立大の試合での78,129人が過去最多でしたので、その記録もクリアした訳です。やるなキューバン、相変わらずの商才振りです。
そんな大観衆の注目は勿論先発昇格のノヴィツキー、これまた繰り上げ当選のキッド、そしてマヴスで名声を確立した名PG、ナッシュ。シャックもコービーも不出場のオールスターなんて実に'97年以来。昨年のオールスターMVPコンビに加えてA.I.までも不在となった(代役先発はJ.ジョンソンでした)オールスターは世代交替をアピールするには些かタレント不足だったものの、それなりに競り合った展開にはなりました。しかし、ダラスの観衆には些か苦い記憶が蘇るような結末が用意されていたのです。
1〜3Qまでイーストがそれなりにリードを続けていた今回のゲーム、途中にはドワイトの3ポイントが決まるなんてネタ展開も含みつつ進みました。そして4Qになるとウエストが詰めて来ます。そして試合終盤、ビラップスのジャンパーが決まって137-137の同点となったのが残り1:05の事。
両者、ここから点が止まります。緊迫した均衡を遂に破ったのは誰あろう、'06のファイナルでマヴスを倒しヒートに初のチャンピオンの座をもたらしたファイナルMVP、ウェイドでありました。彼がTOを誘い、ファウルを受けたのが残り12.7秒。ダラスの観衆達による、あのファイナルより大きかったはずのブーイングも虚しく、ウェイドは2本共決めます。
残り7.7秒、今度はダラスの英雄ノヴィツキーが巧みなフェイクでドワイトを飛ばし、彼のファウルでFTを得ました。このシチュエーションで外したら男がすたるというものですね。ドイツから来た最高傑作フォワードはお国柄に相応しい緻密さでもって139-139の同点に戻します。正に'06ファイナルの再演のような展開でこのまま延長か?と思われました。
しかし勝負を決めたのはダラス出身のイーストのスターだったのです。クリス・ボッシュ、その人でした。彼はスローイン役を務めるとボールを渡した相手、ドワイトからそのままボールを戻してもらいつつゴールへ向かい、ビラップスからこの日唯一のファウルと共にFTをゲット。2本共を決めたボッシュのおかげで、イーストは残り5.0秒で2点のリードを再度確保したのです。
タイムアウト明け、ウエスト最後のオフェンスでボールを持ったのは、しかしノヴィツキーではなくカーメロでした。真正面から狙った逆転の3ポイントはしかし決まらず、ゲームセット。141-139で青組イーストが赤組ウエストを下したのでありました。
http://www.nba.com/games/20100214/ESTWST/gameinfo.html#nbaGIboxscore
MVPはFG12/16で28得点6リバウンド11アシスト5スティールというかなり完璧なスタッツを叩き出したウェイド。今回もMVP狙いだったっぽい気がしてならないレブロンが25得点5リバウンド6アシスト4スティールで続き、先発ながら温存された感のあるKGに代わって長時間の出場時間を得たボッシュが23得点10リバウンドをマークして故郷に錦を飾りました。ドワイトは17得点5リバウンド3ブロックという感じです。
ウエストではカーメロがレブロンにライヴァル意識バリバリの27得点10リバウンドで、コービーがMVP受賞を予言したノヴィツキーは22得点4リバウンドと思ったより控え目。キッドは6:11の出場と控え目な出番に徹し、ナッシュは13アシストとひたすら引き立て役に回りました。ビラップスは最後は残念でしたが17得点5アシスト、結構盛り上げたデロン・ウィリアムズは14得点6アシスト4スティール。デュラントが15得点5リバウンド、ザックネ申は8得点6リバウンド2スティールでした。キッドもですがダンカンも13:07の出場に留まってかなり温存されましたね。
通しての印象として、今オフの主役たる'03年組のショーケースのようなオールスターだったなぁと思います。彼らは勿論選りすぐりのスター揃いで素晴らしいんですが、一方で内輪で固まった楽しみ方に徹してしまう傾向があるなぁと思うのですね。最後はただのダンクコンテスト化してしまった彼らのルーキーチャレンジもそうでしたし、このゲームにしてもシュートアテンプト数のTOP5がレブロン&カーメロ(22)、ウェイド&ボッシュ(16)、その次にノヴィツキー(15)というところにも'03年組のシュート独占振りが伺えます。
まあそれだけ役者が揃ってるのも事実なんですけど、ダラス開催なんだからもう少しカーメロはノヴィツキーに花を持たせるべきじゃなかったかなと。最後のシュートなんてノヴィツキーが打ったなら、たとえ外れてもダラスのファンなら満足だったはずです。そういう考えが無いところがまた'03組の若さなのでしょうかコービーやシャック、A.I.といったところが不在だったため、彼らのオールスター独占度が一層際立ったなぁと思った次第です。
P.S.
オールスターイーストのユニフォーム、やっぱりマジックのユニフォーム別Ver.に見えるんですがw
将来ドワイトと同じ青のユニフォームをあんな人やこんな人が着る日が着たりするのかな、などと考えるのは私だけでしょうか?特にレブロン。
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