NBA ALL-ROUND MAGIC オーランド・マジック&NBA最新情報ktkr!

え、このブログ終了したなんて誰も言ってないっスよ?いつの間にやら400万ヒットありがとうございます

2010-2011シーズン

2010-2011シーズンまとめ

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てな訳で、またひとつシーズンが終わりましたね。とりあえずファイナル答え合わせだけ簡単に済ませるなら、

予想マヴス4勝3敗→結果4勝2敗

まあまあでしたね。ヒートが思ったより崩れるの早かったヨネ―(´・ω・)(・ω・`)―って話でした。

つー事で、このシーズンを象徴する事象を思いつきで並べていくてしましょうか。

☆世代交代

まあやっぱりまずはこれでしょう。昨ファイナルを戦ったセルティクスとレイカーズが共に散り、第1シードで再び猛威を振るうかと思われたスパーズもなんと1stラウンドで撃沈。そしてシャック引退・・・時の流れを感じずにはいられません。

一方東では若きブルズが第1シードとなり、ホークスもマジックを倒して一歩前進。西では勿論サンダー、そしてグリズリーズがプレーオフで躍進とこれまた若いチームが目立ちました。終わってみれば優勝したマヴス相手に4勝2敗まで持ち込んだブレーザーズも評価されて良いでしょうね。

ここ数年静かに進行していた世代交代の流れが遂に本格的に顕在化したのが今季だったって事かなと思います。ま、でも最後に笑ったのは30台軍団のマヴスだったんですが。

☆世界選手権組のブレイク

今季、ずっと言いたかったのがこれです。スリーキングスやドワイトはじめ五輪組の選手達が揃ってキャンセルした世界選手権でしたが、今回出場した選手達がNBAで特に活躍したのが今季でした。アメリカ代表で出場すると夏の休みが取れず成績はダウンするのが今までのパターンでしたが、今回は珍しくも逆パターンだったようです。

ローズ、デュラントについては今更言う事も無いでしょう。世界選手権後に最もブレイクしたのは、今やドワイトをも凌ぐリバウンド王となったケヴィン・ラヴ。MIP選出も納得の結果でした。ウエストブルックもプレーオフ終盤以外は飛躍の年だったと思います。チャンドラーは・・・つい先日まで活躍してましたよね!

オドム、イグオダラ、ビラップスは揃ってプレーオフに出ましたし、エリック・ゴードンはクリッパーズでのステイタスを確立。グリフィンの加入もプラスに働いているでしょうが、かなり安心して見ていられる選手になった事は間違いありません。スティーヴン・カリーも引き続き良かったですね。今一つだったのはそもそも出番が少なかったグレンジャーぐらいかなと思いますが、彼もプレーオフには出られました。

結局、懸念された長期離脱はゲイとゴードンの2人だけでしたね。この事実は今後のアメリカ代表での出場にプラスに働く気がします。

☆レブロン・ショー

まあでもやっぱり、今季は基本的にレブロン中心に動いた事は否めません。史上最大かつ最熱のFA祭を締め括ったあの「The Decision」での大炎上。自ら燃料をコンスタントに加える炎の料理人っ振りがまた更に延焼を誘発し、クリーヴランドは背番号23のジャージー火祭りのメッカとなりました。マイアミではスリーキングス結成祭が開かれ、これがまたヒート以外のファンの神経を逆撫でしたのも記憶に新しいところです。

シーズン序盤こそ出遅れてましたが、あのクリーヴランド凱旋を機に立ち直ってからはヒートも強くなりましたし、レブロンの言動も多少は収まりましたよね。で、プレーオフではセルティクス、ブルズを連破する強さを見せつけておいて最後は正義の味方化したマヴスに敗れるという、悪役として申し分無いフィニッシュでした。スターウォーズの帝国軍に例えたのも我ながら合ってましたね。あ、という事は来季は帝国の逆襲があるのか(^_^;)

思うんですが、レブロンって苦しいところに追い込まれると、いらん事を口走りますよね。古くは'09カンファレンスファイナルでマジックに敗れた時に相手を祝福もせずに帰って罰金食らった時がそうでした。スリーキングス結成後のアレな言動もそうですし、今回のファイナルでのノヴィツキーの風邪をウェイドと一緒にからかった件もそうです。「レブ論」でも再三指摘しましたが回りの大人が首に鈴つけないといかんでしょう、これはもう。

http://sports.yahoo.com/nba/news;_ylt=Atw06Yu1mghJNSQ9Al96Ree8vLYF?slug=mc-spears_heat_failed_lebron_james_dwyane_wade_061311

因みに今回もファイナル敗退後にいらん事を言ったみたいですね・・・(-_-;)

“All the people that was rooting on me to fail, at the end of the day they have to wake up tomorrow and have the same life that they had before they woke up today. They have the same personal problems they had today. I'm going to continue to live the way I want to live and continue to do the things that I want to do with me and my family and be happy with that. They can get a few days or a few months or whatever the case may be on being happy about not only myself, but the Miami Heat not accomplishing their goal. But they have to get back to the real world at some point.”

物凄く意訳ってか超訳すると「ヒートが負けてざまあなんて思って現実逃避して幸せでいられるのなんて数日か数ヶ月だよ。俺は家族と楽しくやってるけどな!」ってなもんですかね。うーん、負けて悔しいはないちもんめな心境はお察ししますが、また余計な事言っちゃってって感じです。沈黙は金、ってワールドワイドな諺のはずですよね。誰かレブロンに教えてあげて!

・・・どーもレブロン嫌いだと思われるのは侵害なので改めて念押ししておきますが、私はレブロンの高校時代のレプリカジャージー、ジャージーカード等の秘蔵レブロングッズを持っており、今回のファイナルではレブロン史上最も格好良いダンクを見る機会に恵まれ、またレブロンのパスセンスの良さを久々に再確認したような人間です。要するにむしろ好きな選手なんですよ。だからこそ、ここですぐ優勝して増長して欲しくないと思うんです。

今のレブロンに必要なのは、マイケル・ジョーダンもかつてぶつかった「壁」のような存在なのかも知れません。セルティクスではもうその役回りは荷が重くなりましたし、ブルズも来季更に飛躍出来るかどうか、ですよね。マジック?こっちはとりあえず色々立て直さないといけないので・・・うーん、東にヒートの壁になれるチームはあるでしょうか

ノヴィツキーだってキッドだって散々負けて負けて、やっと勝者になれた今日があります。レブロンもマイアミの地で優勝へのショートカットを見つけたつもりでは、まだ頂点は遠いのかも知れませんね。ま、夏は長いですし、労使の交渉如何ではもっと長くなる可能性もあります。若いレブロンには人生を色々見つめ直して欲しいですな。

P.S.

http://ameblo.jp/sumiko-playground/entry-10923528096.html

やっぱりこういう発想の方がおられたんですねw Kenchさんのtwitterで知りました。



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The Chime will Ring〜やがて鐘が鳴る

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セルティクス112-102ニックス
ブルズ97-92ネッツ
キャヴス100-93ウィザーズ
マヴス121-89ホーネッツ
ロケッツ121-102ウルヴス
マジック92-74ペイサーズ
ピストンズ104-100シクサーズ
バックス110-106サンダー
ジャズ107-103ナゲッツ
ヒート97-79ラプターズ
ボブキャッツ96-85ホークス
ウォリアーズ110-86ブレーザーズ
クリッパーズ110-103グリズリーズ
サンズ106-103スパーズ
レイカーズ116-108キングス

☆本日のハイライト
・ブルズ白星&スパーズ黒星で、ブルズがファイナルまでのホームコートアドヴァンテージ確保
・キングス、レイカーズを追い詰めながらコービーの同点弾でOT→惜敗



http://scores.espn.go.com/nba/recap?gameId=310413019
http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-magic-2011-nba-playoffs-schedule-20110413,0,1568055.story

ひとまずは有終の美、ですね。マジックのレギュラーシーズン最終戦はペイサーズが相手でしたが、何せプレーオフ出場チームは全て確定し、順位やホームコートアドヴァンテージに変動が有り得るチーム以外は勝敗もどうでも良い、ってのが正直なところです。むしろ怪我無く今日この試合を終えたいってのが各チームの偽らざる本音なのは言うまでも無いですね。

http://www.nba.com/games/20110413/INDORL/gameinfo.html#nbaGIboxscore

ただ、マジックはディフェンスだけは容赦無かったですね。レディックはとうとうレギュラーシーズンには戻らず、アリーナスも大事を取って休んだこの試合、マジックはペイサーズのFGを何と30.7%に抑え込んでしまいました。たちまち点差は開き、前半終了時には53-29としたマジックはその余力でそのまま逃げ切り楽勝でした。かくて対ペイサーズ戦5連勝、今季3戦3勝のスウィープ勝ち、そしてシーズン最後の5試合を4勝というなかなか良さげなフィニッシュでありました。

かくてこれにて、今季全ての日程を終了。最終的な東西の順位は以下の通りに確定したのです。

☆イースト

1.ブルズ
2.ヒート
3.セルティクス
4.マジック
5.ホークス
6.ニックス
7.シクサーズ
8.ペイサーズ
9.バックス
10.ボブキャッツ
11.ピストンズ
12.ネッツ
13.ウィザーズ
14.ラプターズ
15.キャヴス

☆ウエスト

1.スパーズ
2.レイカーズ
3.マヴス
4.サンダー
5.ナゲッツ
6.ブレーザーズ
7.ホーネッツ
8.グリズリーズ
9.ロケッツ
10.サンズ
11.ジャズ
12.ウォリアーズ
13.クリッパーズ
14.キングス
15.ウルヴス

さて、次回からはいよいよプレーオフ予想。ガンガンやっていきますよ!





three cheers for our side~海へ行くつもりじゃなかったthree cheers for our side~海へ行くつもりじゃなかった
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SACRAドロップス

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ブルズ103-90ニックス
ブレーザーズ102-89グリズリーズ
レイカーズ102-93スパーズ


☆本日のハイライト
・レイカーズ、スパーズ相手にようやく連敗脱出
が、バイナムがこのタイミングで右膝を痛める・・・
・ブルズ勝ち、スパーズ敗戦で両者61勝20敗で並ぶ
が、ブルズもブリュワーが左親指を、ノアが右踵を痛める
・ブレーザーズ、西の第6シードの座を勝ち取る



レギュラーシーズンもいよいよ大詰めですね。ところで今季終了と共に我々が慣れ親しんで来た球団がまたひとつ、ホーネッツやソニックス(現サンダー)のように、フランチャイズを移転しようとしております。ええ、サクラメント・キングスです。

NBAの歴史を紐解けば分かる話ですが、実は同じチーム名、同じ都市のままで続いている球団なんてのは圧倒的に少ないんです。少なくとも、'88年からのエクスパンションチーム(マジック、ヒート)設立より前から存在する球団の中で、この条件に当てはまるのはセルティクス、ニックス、ブルズ、バックス、サンズ、ブレーザーズだけです。キングスはロチェスター・ロイヤルズとして'48年に創設された後、シンシナティ・ロイヤルズ→カンザスシティ/オハマ・キングス→カンザスシティ・キングスを経て、サクラメント・キングスとなったのです。そしてその間、このフランチャイズがファイナルの大舞台に立った事は、'51年のロチェスター・ロイヤルズとしての1回のみでした。ま、その時キッチリ優勝してるんですけどね。

ともあれ、我々の世代が知るキングスはそんな栄光からは遥かに遠い存在でした。正直、私がNBAを見始めた時に一番最後に覚えた球団名は多分キングスですってぐらいです。多分、いや間違い無くリッチモンドは既に在籍していたと思うのですが。ただ、あの頃はそれでも観客の入りはかなり良かった記憶があります。

そのリッチモンドをトレードで出し、見返りにウェバーを得ると同時にドラフトでジェイソン・ウィリアムズを獲得した時からサクラメントに風が吹き始めました。そのあたりの話は当blogでも「栄光無き天才たち」のウェバーのくだりで取り上げましたね。

しかし、ウェバーの衰えとトレード放出を境にキングスは再びその輝きを失いました。全員PGとまで称賛された素晴らしいパス回しのチームを支えた選手達は1人また1人と去っていき、チームは既に幾年も再建モードに沈んだままです。無論タイリーク・エヴァンスやカズンズのような期待の持てる若人もいるにはいるのですが。

ともあれ、このまま既報の通りキングスがアナハイムに移転してしまうとするならば、サクラメント・キングスとしての最後の試合は明日のホームゲーム、レイカーズ戦となります。ウェバー時代に優勝を争ったレイカーズってのもまた何かの因縁ですかね。とりあえず地元紙サクラメント・ビー紙ではサクラメント・キングスのラストゲーム(未定ですが)を冷静に観よう、という呼びかけがなされてますね。

http://blogs.sacbee.com/sports/kings/archives/2011/04/post-75.html

一方で、そのウェバーがキングスをサクラメントに残そうという努力をしているようです。この記事より、ウェバーの発言を引用してみましょう。

"I didn't want to go there (Sacramento). I tried to run away from there. They still accepted me. I can't imagine what Sacramento would be like without basketball ... I hope we do not lose the team. I've been talking to people there. I know everyone thinks the team is gone, but I'm doing all I can to keep the team there. I may sound like a fool on national TV, but I'm working to do that. Other people are working to do that ... It's very selfish. I won't have a basketball home if Sacramento doesn't have a basketball team. I was talking to (former Sonics star) Gary Payton. He doesn't have his jersey hanging in any arena. There is no team in Seattle. Selfishly for myself, and for the fans in Sacramento ...."

「(トレード当初)キングスには行きたくなかった。逃げようとしたんだ。それでも彼らは僕を受け入れてくれた。バスケットボールの無いサクラメントなんて想像出来ないよ・・・彼らにはチームを失って欲しくない。皆チームは行ってしまうと思ってるけど、僕はチームをあそこに留められる全ての事をやってるんだ。全国放送のTVでは馬鹿みたいに聞こえるかも知れないけど、僕は取り組んでるんだよ。他の人達もそのために取り組んでる・・・とても利己的さ。サクラメントがバスケットボールのチームを持たないなら、僕はバスケットボールのホームを持てないよ。僕は(元ソニックスの)ゲイリー・ペイトンと話してたんだ。彼はどこのアリーナにも(永久欠番で)吊るジャージーを持たない。シアトルにはチームは無いんだ。僕自身のために利己的に、そしてサクラメントのファンの為に・・・」

番組内でアーニー・ジョンソンに、どんな努力をしているか尋ねられたウェバーの返事は以下の通りでした。

"What am I doing? I'm trying to keep the team here. We don't want to talk a bout it, but ... what else am I supposed to do? I love this team. I still want to have a home in Sacramento. Hopefully it's not a lost cause. I love Sacramento."

「何をやってるかって?チームをここに残そうとしてるんだ。それについて僕らは話そうとは思わないけど・・・僕は何をやるべきだろう?僕はこのチームを愛しているんだ。僕はまだサクラメントにホームを持ちたい。願わくば、それは見込みの無い運動であって欲しい。僕はサクラメントを愛しているんだ」


ウェバーのキングス愛、ここに極まれりですね。ペイトンのソニックスと違ってキングスの場合はチーム名は変わらないと思うんですけど、まあそういう問題では無いのでしょう。サクラメントでキャリア最高の時を過ごしたウェバーの熱い気持ち、良く分かります。

明日のサクラメント・キングスとしてのラストゲーム(予定)、TV放送は残念ながらありません。しかし、サクラメント・キングスを見てきた我々としては、その試合の行方を熱く見守りたいですね。サクラメント・キングスがかつてレイカーズを何度と無く苦しめてきた頃の面々は既に不在ですが、そのスピリットだけは明日受け継いで、キングスの意地を見せて欲しいと思います。そして、願わくばウェバーの努力が報われますように。



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I'm in a philly mood

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ヒート98-90ホークス
ボブキャッツ105-103ネッツ
マジック95-85シクサーズ
ウィザーズ95-94セルティクス
キャヴス110-101ピストンズ
ジャズ90-78ホーネッツ
バックス93-86ラプターズ
マヴス98-91ロケッツ
ナゲッツ134-111ウォリアーズ
サンズ135-127ウルヴス
サンダー120-112キングス


☆本日のハイライト
・マヴス、OTを勝ってレイカーズを抜き西2位に
・サンダーも勝ってレイカーズに0.5ゲーム差と迫る
・ヒート勝利&セルティクス敗戦で東2・3位確定
そのヒート、結局エディー・カリー契約は無し
ネッツのデロン、右手首手術を行う



こんにちは、前回まであんなエントリー3連荘した後でSLAM誌の表紙がヒート、ニックス、ブルズ、レイカーズになる事を知ってブチ切れ気味の六伍壱さんです。マジックは今回は表紙になるのは無理ですから仕方ありません。しかし、セルティクスとスパーズ無視て。まあそもそもニューヨークの雑誌なので久々プレーオフのニックスを盛り上げたい気持ちも分かるんですが、リーグ1位のスパーズがスルーされたのには流石に驚きました。レイカーズと合同表紙でも良かったんでないかい?と。

http://scores.espn.go.com/nba/recap?gameId=310411020
http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-magic-76ers-game-0412-20110411,0,6164799.story

愚痴はさておき本日のマジックはフィリーでの試合。しかしながら、出場停止から戻ってきたドワイトを止められる選手がいない時点で、まあマジックの勝ちは見えていましたね。インサイドはドワイトのダンクコンテスト会場、ないしはポスター用写真撮影会の場と化したのです。アリウープにリバウンドダンクにとペイントを所狭しと暴れ回るドワイトの活躍に、シクサーズはただお手上げでした。何しろ、マジックとシクサーズのリバウンドは2Qの一時、25-2という信じ難い大差だったのです。

それでもシクサーズは追い上げ、14-0のランを決めて50-47で前半を折り返すと3Q早々には52-54と逆転に成功します。・・・しかし、そこまででした。3Q、マジックはこのドワイトの豪快なアリウープを含む16-2のランをぶちかまして一気にシクサーズを突き放すと、もうこの試合でシクサーズに接戦に持ち込ませる隙は与えなかったのであります。



ま、この試合そのものがそもそも、両者本気モードだった訳でもありません。マジックは例によってレディック、2試合連続出場停止中のQちゃんに加え、アリーナスまでも欠場。結果、主力選手の負担を減らすためか、一時はネルソン&デュホンのちびっ子バックコートまで形成されたぐらいですしね。また、シクサーズにしてもイグオダラを温存した上に、先発させた選手のうちホリデー、ターナー、ミークス、ハウズはまだ24才に満たない若手ばかり。明らかにこれは、お互い先を見越した戦いでした。

そう、マジックもシクサーズも既にプレーオフを見ています。マジックはホークス、シクサーズはヒート。1stラウンドの開始はもう遠くないのです。昨季は4タテで難無くホークスを倒したマジックですが、今季はホークスを倒すのは昨季よりは簡単では無いように見受けられます。

一方のシクサーズ。シーズン序盤の大きな出遅れからここまで持ち直してきただけに、実際の勝敗数よりも強いんじゃないかという見方も出来ます。ただ、果たしてマイアミのBIG3にシクサーズの流儀が通じるかは、何とも言えませんよね。何しろ、シクサーズには絶対的なエースがおらず、ヒートには3人もいるのですから。

ウエストの順位がまだ未定ですが、そろそろ恒例のプレーオフ予想&答え合わせもやらないとですね。その際には皆さんのご意見も宜しくです。まあ私はマジックについては目一杯楽観的に予想するのがデフォルトなんで、そこは予めご了承の上で宜しくですw





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I Saw The Light

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ブルズ102-99マジック
ヒート100-77セルティクス
ラプターズ99-92ネッツ
グリズリーズ111-89ホーネッツ
ピストンズ112-101ボブキャッツ
ニックス110-109ペイサーズ
マヴス115-90サンズ
キングス104-103ウォリアーズ
サンダー120-106レイカーズ


☆本日のハイライト
・東2位争い、ヒート勝って1ゲーム差のリード
・サンダーはレイカーズに圧勝



ドワイトのテクニカル累積による出場停止。Qちゃんのこれまた出場停止2試合。そしてレディック15試合連続欠場。マジックはエース、最近頼れるディフェンダー、6thマンを同時に欠いていました。それでいて、対戦する相手は今季イースト1位を確定させたブルズ。しかも、彼らは手を抜かない宣言までしていました。マジックがこの試合で勝つと予想するのは、流石にマジックファンの私でも難しいですね。プレーオフならいざ知らず、単なるレギュラーシーズン終盤の特に勝敗に意味を持たない消化試合であれば尚更の事です。

http://sports.espn.go.com/nba/recap?gameId=310410019
http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-magic-bulls-game-0411-20110410,0,1873979.story

しかし、試合は意外にも縺れました。ブルズは試合序盤のFGを全て沈め、その後も驚異的な確率でFGを決め続けたにも拘わらず、です。センターがライアンだなんで冗談みたいな先発ラインアップだったマジックは、しかし意外と決まる3ポイントと、ブルズのTOの多さに助けられて粘りを見せました。特に圧巻だったのが前半終了時でして、ネルソンがハーフコートライン上から放った3ポイントは見事にリムを貫いたのです。49-50、ドワイト不在という事実がにわかに信じ難いスコアではありませんか。そしてこの試合展開が、驚くべき事に後半も続きます。必死に喰らい付くも3Q以降に電池切れ・・・といったありふれたパターンに陥る事無く、マジックは接戦を演じ続けたのです。

そして4Q。開始8分の間に実に6回の同点を経て、バスのFT、そしてJ-Richが執念で押し込んだレイアップが決まり、マジックは残り2:46にして、94-91と3点のリードを奪ってみせたのです。が、46秒後にはローズのFT、そして速攻ダンクで94-95と試合は覆りました。一旦ブーザーのファウルで得たライアンのFTで96-95となるも、その後更にそのブーザーがFTを得て96-97。両者が互いにTOを犯しているうちに時は過ぎ、しかもリバウンドを取り損ねたマジックはファウルゲームを強いられ引き離されていきました。特に、ギブソンが2本目のFTを外し、そのリバウンドをまたデンに持っていかれたのは痛かったですね。かくて残り9.9秒で96-100という絶望的な状況が出来上がったのです。

それでも、残り2.7秒でネルソンの外れた3ポイントからライアンがオフェンスリバウンドを奪い、J-Richが3ポイントを押し込んでマジックは首の皮一枚で生き残ります。そして残り2.0秒、ライアンのファウルを受けたブーザーはFT2本を決めました。99-102、マジックはもう3ポイントしかありません。そして最後のオフェンス、ボールを持ったのは前半最後にブザービーターを決めたネルソン。ローズをフェイクでかわし、放った3ポイントは確かに今回もリムを貫きました。ただ、彼がシュートを放つ前に既に時間は尽きていたのです。ローズが必死にジャンプし、手を伸ばしながらネルソンをディフェンスした成果でした。うーん、惜しかったですねぇ。

http://www.nba.com/games/20110410/CHIORL/gameinfo.html#nbaGIboxscore


ドワイト抜きでこの接戦、むしろ悪く無い結果と見るべきかなーとは思います。ブルズのTOを21としたのは好材料ではありますし。ただまあ、やはりFG60.0%を許したのは分かり易いディフェンスの崩壊ですね。守りの要たるドワイトを欠く上に、ペリメーターでヴァンガンディHCが信頼を置くレディックとQちゃんを欠き、とどめにSGの控えにアリーナス、SFの控えにJ-Richがスライドではまあ致し方無いかなあと。

評価したいのはやはり、ドワイトの代わりに先発に入って28得点10リバウンドと頑張ったライアンでしょうか。FG10/14、3FG4/5で24点を稼いだJ-Richも良く頑張りました。惜しかったネルソンは17得点5リバウンド11アシスト3スティールでした。あと、個人的にはもっとクラークを使って欲しかった気が。

ともあれ、ドワイト抜きでこの接戦、私は好材料だと見ています。ブルズがシーズン60勝を達成した時は優勝しかしていない、なんてデータをESPNが紹介してましたが、プレーオフでの対戦を考えるとこのゲームはむしろマジック側にドワイト抜きで戦える自信がついて良かったかなと。ま、その前にホークス倒さないといけないんですけどね

シクサーズとの対戦を終えればいよいよプレーオフまであと1試合。今季もいよいよ、本番が近付いて参りました。





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アーティスト:トッド・ラングレン
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カメレオン・ポップ
アーティスト:高野寛
MILESTONE CROWDS(2011-04-20)
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本当は勝って欲しいヒト・選手〜リーグの本音と建前(その3)

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ウィザーズ115-83ホークス
ロケッツ99-78クリッパーズ
バックス108-101キャヴス
スパーズ111-102ジャズ
ナゲッツ130-106ウルヴス


☆本日のハイライト
・スパーズ、主力を休ませても勝ってリーグNo.1勝率にリーチ
・グッデンがNBAキャリア初のトリプルダブル、バックス勝利

先日既に殿堂入りを果たしているピペンのブロンズ像が飾られ、ロドマンの殿堂入りが報じられました。私はこの2人の殿堂入りには全く異論がありません。しかし、こうも思うのです。もしもこの2人がブルズでプレーしていなかったら?と。マイケル・ジョーダンは恐らくどの球団でプレーしても殿堂入りを果たしていたでしょうし、ブルズでピペンやグラント、ロドマンといったサポートを得られなかったとしてもそれなりに結果を残した事でしょう。もしかしたらブルズで優勝出来ずニックスでユーイングとプレーして悲願のリング獲得・・・なんて事になっていたかも知れませんが、殿堂入りという結果は変わって無かったと思うのです。

しかし、ピペンがもしもジョーダンと組んでいなかったら?それでもNBAで素質を開花させ、オールスターにはなれていたかも知れません。しかし、それ以上の存在に成り得ていたかはちょっと難しかった可能性も否定出来ないですね。ご存知の通り、彼はジョーダンにとって最高のNo.2であり続けました。しかし、先頭に立ってチームを牽引出来るタイプで無かった事は、ジョーダン一回目の引退中のブルズを見れば分かります。今のNBA選手で言うなら、イグオダラぐらいの感じで落ち着いていた可能性、私は少なからずあると思うんですよね。

ロドマンに関してはあの圧倒的なリバウンドの才能が既にピストンズで開花していたので、恐らくはブルズに行かずとも殿堂入り出来たんじゃないかなとは思います。しかし、彼の殿堂入りをより完璧なものにしたのがあの3PEATなのもまた、間違い無いところでしょう。現役時代に数々のトラブルを起こした問題児としても知られた彼が今回あっさり選出されたのに、ブルズの威光が寄与したのはかなり明白だと思うんです。無論、ロドマンの選出自体は至って妥当なものであると私は思いますが。

さて、tkさんの記事にあった将来の選出候補達について考えてみましょう。私が気になっているのは、レジー・ミラーとミッチ・リッチモンドの差です。共にジョーダンに実力を認められた偉大なSGであり、前者はクラッチシュートの鬼、後者はキャリア序盤はRUN-TMCの一員として今回殿堂入りしたクリス・マリンとも組み、その後はチームとして決して良い状況では無かった時代のキングスで腐らずキャリアを重ねていった偉大な選手です。

しかし、私はこのままであればレジーは殿堂入りを果たすでしょうが、リッチモンドはかなり不利だと思います。理由は明白でして、プレーオフでの活躍の差です。同じスモールマーケットなチームに所属する2人でしたが、レジーの華々しいプレーオフでの成果は皆さんもご記憶に新しいところでしょう。特に重要なのは、彼が特に絡んだ相手がニックス、そしてジョーダンとNBAでも大いに目立つところばかりであったところです。翻ってリッチモンドはと言えば、あのRUN-TMCの一瞬の栄光の後はプレーオフに出る事さえままならない日々だったのです。オールスターMVP、アトランタ五輪での金メダル、そしてキャリア終盤にレイカーズで獲得したリングぐらいが彼の数少ないハイライトだった訳です。

そう、スモールマーケットでもそれなりに知名度を上げる事は必ずしも不可能ではありません。しかし、それはあくまで主役ではなく、一種のヒール役ですね。昔の巨人選手を主役に据えたプロ野球マンガの巨人以外の全チーム、プロレス・大相撲における外国人、そういったポジションに近しいと言えます。

書いていてふと思い当りました。つまりNBAにおいて、このシリーズ1回目で列挙した「NBAが勝って欲しいと思うチーム」以外は要するにヒール役みたいなものなんですよ。'99年以降4回もの優勝を果たし、今季また頂点を目指さんとする強豪スパーズが、なぜその輝かしい成果に見合った扱いを受けている気が今ひとつしないのか。・・・要するにヒール扱いなんですよこのヤロー!殿堂入り当確の名選手ダンカンがもたらした数々の栄光に対する評価はファイナルまでのホームコートアドヴァンテージ獲得が濃厚な今季においてもなお控え目で、相変わらずレイカーズやヒートの方がメディアの扱いが多い・・・これが現実です。いや、シーズン開幕前は仕方無かったと思うんです。シーズンがある程度進んだ段階で、今季のスパーズがただもので無い事は皆さん分かってたはずです。しかし、それでもなおメディアはスパーズに対して冷淡であり続けました。今までと同じように・・・。

往年のビッグセンター、チェンバレンの金言「誰もゴリアテを愛さない」というフレーズが、この現象を説明する一助には成り得るでしょう。ビッグマンというだけで「あれだけデカければ、そりゃあやれるはずだ」と思われ、どうしても人気面でも華やかなPG〜SFの選手に後れを取ってしまう・・・。これは特に、ジョーダン以降のNBAにおいては宿命のようなものです。そして、メディアはもちろん、我々ファンの方でもそういう傾向を後押ししてきたのもまた事実ですね。

我らがマジックはダンカンよりは陽気なスター選手たるドワイトを擁するものの、スターの数ではやはりヒートやセルティクスに及ばず、またマーケットの大きさではニックスやブルズに遠く及びません。メディアでの扱いがこれらのチームよりあとに来るのは避けられませんし、今季もしも優勝したとしてもなお、恐らくその扱いはさして変わらないでしょう。しかし、いやだからこそ一層、私はマジックに勝って欲しい。NBAにおいては優勝するチームこそが最高なのであり、全てです。それを目指すためにスター選手を並べる方法もあれば、近年のマジックのように財産あるオーナーがその財力で勝負をかける方法もあります。どれが正しいとか間違ってるとか言う気も毛頭ありません。

ただ、私は反骨精神を持つ人間として、今のマジックにこそ一層勝って欲しいのです。セルティクス対レイカーズ、またはヒート対レイカーズ、あるいはブルズ対レイカーズ、あわよくばニックス対レイカーズをリーグは期待している事でしょうし、メディア側もそうでしょう。しかし、私はマジック対スパーズのファイナルこそが見たい。そして、ダンカンからドワイトへと、スパーズからマジックへとNBA非主流派の代表格の座が継承されるのを目撃したいのです。マジックとスパーズ、NBAの誇り高き傍流2チームのファイナル対戦の日が来る事を、私は楽しみにしながらポストシーズンの始まりを待とうと思います。



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本当は勝って欲しいヒト・選手〜リーグの本音と建前(その2)

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ニックス116-93ネッツ
ペイサーズ114-102ホークス
シクサーズ98-93ラプターズ
ブルズ93-82キャヴス
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グリズリーズ101-96キングス
ホーネッツ109-97サンズ
サンダー104-89ナゲッツ
マヴス107-96クリッパーズ
ブレーザーズ93-86レイカーズ

☆本日のハイライト
・ブルズ、東第1シード確定
・セルティクスとヒート、共に勝って東第2シード争い今だ終わらず
・レイカーズ、まさかの西第2シード陥落?
・グリズリーズ、プレーオフ最後の椅子をゲット
・ニックス、6連勝で遂に9季連続だった負け越しシーズンから脱出



あの'09プレーオフ中にナイキが打ったCM、まだご記憶に新しいですよね。あれ自体はレブロンとコービーの人形を使ったなかなか秀逸なキャンペーンでした。そのCMの出来自体は素晴らしかったと未だに思います。マーケティングの事を念頭に置くならば、仕掛けるタイミングも申し分無いものでした。

しかしよくよく考えてみれば、あれはキャヴスとレイカーズ以外のチームにとって失礼極まりないものだったとも言えます。だってそうでしょう、それ以外のチームは空気読んで勝つなって言ってるようなもんですよ。私は当時もそのような事を言ったと思いますし、もちろん今もそう思ってます。でも、きっとナイキのみならずNBA側もあの時もっとも望んでいたファイナルはキャヴス対レイカーズだったと思いますよ。SLAM誌はじめ各スポーツメディアですらそうでした。そんな諸々の思惑を、アディダスの看板の1人たるドワイトが率いるマジックがキャヴスを倒す事でぶっ壊してしまった事は、単にマジックがファイナルに勝ち進んだ事以上の快感を私に与えてくれましたね。

http://blog.goo.ne.jp/tatsuya0505/e/9d70051aba1ccc05b09f53042e1f2496

時に、tkさんもタイムリーなエントリーを書いて下さいました。tkさんが取り上げていらっしゃるのはちょうど話題に上がっていた殿堂入りの基準について、という海外記事です。殿堂入り出来る選手と出来ない選手、それを分ける物は何なのかという考察を実際の選手毎に丁寧に考察している元記事を、tkさんもまた丁寧に紹介して下さっています。ありがてえ!ありがてえ!

私もあの記事を拝見して色々考えました。殿堂入りを分ける要素、それは何なのだろうかと。

(更に続く)



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本当は勝って欲しいヒト・選手〜リーグの本音と建前

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ブレーザーズ97-87ジャズ

☆本日のハイライト
ピペン銅像御披露目、新時代ブルズが勝利で飾る&東1位確定へマジック1
・ブレーザーズ、ジャズを下す



今頃、オールスターのダンクコンテストの話題から入ります。あのグリフィンの車超えダンク、なかなか良い絵になってましたね。と思ったら案の定あの後、車を提供したKIAがあの映像をそのままCMで使ってて吹きました。あの映像を使うためにKIAが支払ったギャランティーは安くなかったと聞きますが、日本車に追いつき追い越せを目指す韓国勢にとっては非常に優れたマーケティングだなぁと思います。

で、です。ふと、更に1年前、ドワイトが出場するもネイト・ロビンソンに敗れ去った時の事を思い出していました。昨年のドワイト、今年のグリフィンの共通点は何だったのか。・・・言うまでもなく、あの過剰なまでの演出ですよね。昨年のドワイトのゴールを余分に出したり、スーパーマンに変身するための電話ボックスまで用意する演出に私も当時ウケはしましたが、マジックファンじゃ無ければ若干のやり過ぎ感を持ったかも知れません。

今年のグリフィンのアレは正にそうでしたね。障害物を飛び越えるダンクは今までもありましたが、一段低いボンネット部分とはいえ車をコート内に入れるというグリフィンの演出は、ハリウッドでのオールスターに相応しいド派手な演出と前向きに評価出来ますが、一方でやり過ぎ感も見えます。

そろそろはっきり言ってしまいましょう。リーグは昨年はドワイト、今年はグリフィンに勝って欲しかったんです。何もこれは初めての事でもありません。NBAがダンクコンテストを初めて開催した'84年からして、恐らくリーグはジュリアス・アーヴィングのダンクコンテスト優勝を望んだと思うんです。この時はラリー・ナンスが制しましたが。

'88年、マイケル・ジョーダンとドミニク・ウィルキンスが正面対決した時も、リーグは明らかにジョーダンの優勝を望んでいたはずです。何しろ会場はシカゴでしたからね。そうでなければ、ドミニク最後のダンクが異常に点数が抑えられ、ジョーダンに逆転の可能性が残された理由が説明出来ません。無論、実際逆転に値するダンクをジョーダンは決めたのですが。

その意味で昨年のドワイトのダンクコンテスト敗退、あの時は無論マジックファンとして残念でした。ネイトが果たして3回の優勝に相応しい歴代最高のダンカーかと問われれば、私は到底賛成はしません。しかしながら、今はあの時ドワイトが負けて良かったとさえ思い始めています。あれだけショーアップしてきたドワイトに対し、ネイトはあのスーパーマンの弱点たるクリプトナイトに因んだ緑色のユニフォームだけでドワイトを倒したのです。もしかするとあの時のネイトの優勝は、過去3回中最も価値があったのかも知れませんね。

しかし、リーグ側としては正直スター選手に勝って欲しいんですよ。だから今回のグリフィンには更に手厚く、あんな演出をぶちかましてきた、と。決勝で戦ったマギー(最近マクギーと言い張るのを諦めました)が割と普通の技に徹したのはそれを察したか、諦めたか、または空気を読んだのか分かりませんが、あの通り敗退した訳です。

マギーがもし優勝していたら?言うまでもなく、グリフィンのCMをKIAが流す事は難しくなります。という事は、CM使用料もリーグは取れない訳です。・・・ビジネス、ですよね。残念ですが、マギーではCMに使ってもらうのは厳しい訳です。それがあんなに斬新かつクリエイティヴなダンクの連続だったとしても。これは残酷な話ですが、一方でまたこれが資本主義の本質でもあります。我々だってスターの方が盛り上がってしまう、これは残念ながら事実です。そしてこの事はそのまんま、ダンクコンテストのみならずNBAというリーグそのものについても適用されます。

何度か引用しましたが、昔読んだD誌かH誌かの記事に、「リーグが望むのは毎年ニックスとレイカーズがファイナルで対戦する事だ」という趣旨の記事がありました。東西アメリカ最大の都市同士の対戦こそが、単純に人口を考えれば最も多くの人々を歓喜の輪に巻き込むのは自然の理ですね。ま、それは極論としても次に望むのはNBA最高のゴールデンカード、セルティクス対レイカーズでありましょう。後はその時々のスターによりますが、アメリカ第3の大都市シカゴが絡むカードはこれまた有力候補ですね。つまり、今日のNBAであれば、恐らくリーグが望むファイナル進出チームはイーストならセルティクス、ブルズ、ヒート、ニックス。ウエストならレイカーズほぼ一択という事になるのです。

一昨季、マジックがファイナルに勝ち進んだ時、正直リーグ関係者は頭を抱えたと思います。だって、レブロンを擁したキャヴス対コービーのレイカーズという現在と未来のスター対決が見られると誰しも思っていたのですから。

(以下続く)



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オレンジ猫を見つけたので虐待することにした。

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ペイサーズ136-112ウィザーズ
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ウォリアーズ95-87レイカーズ


☆本日のハイライト
・スパーズ「つい本気出し過ぎた」的圧勝&レイカーズ敗戦、西1・2位完全確定
・マヴスもついでにナゲッツに苦杯
・東6・7位決定戦、直接対決で勝ったニックスがリード
・ホーネッツ、勝ってプレーオフ切符獲得
・サンダー、ソニックスから改名後初のディヴィジョンタイトル獲得

※参考・・・タイトル元ネタ
ボブキャッツファンなら「マジックはボブキャッツに何か恨みでもあるんか(つД`)」と言いたくなる巡り合わせですよね、これ。昨プレーオフでは1stラウンドで4タテを食らわせボブキャッツ初のポストシーズンを電車道で終わらせたマジックが、今季はボブキャッツのプレーオフ出場の望みを断ち切るかのようにこのタイミングで立ち塞がるとは、ボブキャッツを応援する立場ならボヤきのひとつも漏らしたくなります。ここがもしもボブキャッツblogなら、私は間違い無くノムさん級にボヤいてますな(^_^;)

しかも更に悪い事にはボブキャッツは、エースのスティーブン・ジャクソンを欠きっ放し。このマジック戦には出場するという話でしたが、結局DNP。ボブキャッツの望みは潰えたかに見えました。しかし、ボブキャッツにも一つ期待がありました。それはマジックがそもそも本気を出さない、という可能性です。既にイースト4位が決まったマジックにとって、レギュラーシーズンの残り試合に深い意味はありません。むしろプレーオフへ向けて、主力選手を休ませる方が明らかに優先事項ですよね。

http://espn.go.com/nba/recap?id=310406030

そして実際、マジックはそうしました。実は膝に問題のあるJ-Richを出場させず、代わりにアリーナスを先発SGに入れたのです。まあ彼も病み上がりなんですけどね(-_-;)ともあれ、ここにボブキャッツが付け入る隙があったんです。アリーナスはこの日、久々にシュートが好調でした。前半からガシガシ得点してチームのオフェンスを牽引してくれたのは間違いありません。しかしながら、やはり一般的SG相手にはミスマッチが避けられなかったのです。ジェラルド・ヘンダーソンがここぞとばかりに得点し、ジャクソン不在の穴を大いに埋めたのですね。

そしてヘンダーソンの活躍はそれに留まりませんでした。本当にこの日、彼は得点だけでなく、いろんな局面でボブキャッツに貢献したと言えます。まずは2Q残り3:38、ドワイトがFTを得た場面です。ドワイトはご存知の通りFTの確率が低いのですが、そのためもあってかFTを打つのに時間をかけます。そこをヘンダーソンが「10秒ヴァイオレーションだ!」とばかりにボディランゲージでアピール、見事この努力が実ってドワイトのFTはヴァイオレーションとされてしまったのです。そしてこの時、ドワイトは更にやらかしてしまいます。ボールを審判と全く明後日の方向に転がしてしまい、今季18個目のテクニカル。これで次のブルズ戦、ドワイトは出場停止が決まってしまったのです。

更にヘンダーソンは絡みます。4Q残り8:30、79-81の場面でディフェンスするQちゃんとバトルに。結果ダブルテクニカルとなり、この試合2つ目のテクニカルとなったQちゃんが退場処分に。例によってレディック不在のマジックにこれはピンポイントで困る事態な訳です。こうなるとアリーナスに頑張って頂くしかありません。

ただ、この後ネルソンの3連続得点などでマジックは徐々にボブキャッツを引き離します。そして残り1:39にはバスのFT2本が決まって96-91となかなかの優位に立ったのです。が、まずは両者1本ずつシュートを落とした後にクワミ・ブラウンが1本決めて96-93。そしてここでネルソンが試合を締め損ねます。まずはパスをクワミにカットされ、ヘンダーソンの速攻レイアップを受けます。これはドワイトがブロックしたものの、オフェンスリバウンドを掴んだクワミはボールを外へ。そこにいたのはD.J.オーガスティンでした。彼の3ポイントで残り16.6秒、ボブキャッツは96-96と土壇場で追いつきます。

それどころか、ネルソンは勝ち星までスティールされかけました。4Q最後のオフェンス、彼は1on1でオーガスティンにまたもスティールを許し、ブザービーターとなるリヴァースレイアップを打たれたのです。が、ファウルにならないギリギリの線でシュートの邪魔をしたネルソンの努力が何とか実り、ボールはリムを潜りませんでした。かくて、マジックは選手を休ませるはずがOTという皮肉な展開となってしまいました。

ただ、OTはネルソンの名誉挽回の場面でした。まずはアリーナスの3ポイントをアシストし、次いで自らジャンパー。タコルーによるドワイトのアリウープダンクを挟み、更にバスのジャンパーをアシスト。とどめの3ポイントを持って12-2のランを完了し、勝負を決定付けたのです。それはマジックにとって4シーズン連続となるシーズン50勝達成の1勝であり、同時にボブキャッツのプレーオフ出場の可能性を完全に断ち切る1勝でもありました。

http://www.nba.com/games/20110406/ORLCHA/gameinfo.html#nbaGIboxscore

終わってみればアリーナスがチームトップの25得点。5TOはアレですが久々のヒバチっ振りを見せ、プレーオフへ向けて若干期待を抱かせる成果を久々に出しました。先発5人とライアンが2桁得点ですから、概ね良い感じですね。ボブキャッツのFGを46.4%としたディフェンスは・・・まあ主力温存とかありましたし、ヘンダーソンに32点持っていかれましたしね。

http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-magic-bobcats-game-0407-20110406,0,6698261.story

ともあれ、ドワイトの1試合出場はほぼ確定です。こうなったらブルズ戦はドワイトを休ませるゲームと割り切り、この試合で久々に出番の長かったクラークあたりの出場時間を更に伸ばすしかありません。マリク・アレンにも出場してもらいますかね。正直ブルズ側も主力を休ませるとかでない限り勝てる気がしませんが、順当に行けばカンファレンスセミファイナルでぶつかる相手に、この直前タイミングで手の内を見せることも無いでしょう。秘密兵器(?)クラークが大活躍、なんて事もあるかも知れませんが

50勝も果たしましたし、いよいよマジックが残り試合で無理をする必要は減りました。主力を休ませ、プレーオフへの準備に更に注力、で正解でしょう。例年以上にダークホース化しつつある今季のマジックですが、思わぬ伏兵として東のポストシーズンを引っ掻き回すどころか、牽引するぐらいの勢いを期待しましょう。





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そろそろ いかなくちゃ

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スパーズ97-90ホークス
キャヴス99-89ボブキャッツ
ネッツ107-105ウルヴス
マジック78-72バックス
ウィザーズ107-105ピストンズ
セルティクス99-82シクサーズ
ニックス131-118ラプターズ
ブルズ97-94サンズ
クリッパーズ82-81グリズリーズ
キングス104-101ロケッツ
サンダー101-94ナゲッツ
ウォリアーズ108-87ブレーザーズ
ジャズ86-85レイカーズ


☆本日のハイライト
・スパーズ「ちょっと本気出す」&レイカーズ敗戦で、西1位はスパーズ確定
・ブルズ、サンズ意地の猛追をかわす
・セルティクス、プレーオフ1stラウンド対戦かもなシクサーズに圧勝
・そのシクサーズ、ルー・ウィリアムズが故障でプレーオフまで復帰無し→アントニオ・ダニエルズと契約
・ボブキャッツ&ロケッツ敗れて、プレーオフ出場チームほぼ確定か



何故かスガ シカオ。秦 基博&スキマスイッチ大橋Ver.もいいよね・・・とオーガスタ方向にマニアックな話題はさておき。
いよいよレギュラーシーズンも大詰めに入ってきましたねえ。日本で我々が相変わらずな福島の行方を危惧している間に、NBAの方はどうやらプレーオフ出場チームがほぼ固まったように見受けられます。ここからボブキャッツ&ロケッツが盛り返すには正直相当なミラクルが必要になるのは明らかです。まあ、私が両チームのファンなら確定するまで諦めませんが。

スパーズの西1位も今日スパーズの勝利とレイカーズの惜敗で確定しましたが、実はスパーズの勝利が今一つ確定させた順位があります。それはマジックの東4位の座です。それと言うのも、スパーズが今日降した相手がホークスだったからですね。そしてマジックはと言えば、バックスをホームに迎えていました。

マゲッティ、グッデン、ドゥーリングと何気に元マジック組が多いこのチームとの対戦を控え、マジックには故障選手が2人戻りました。アリーナス、そしてデュホンです。残念ながらレディックはまだでしたが、差し当たりネルソンの控えにはデュホンを充て、アリーナスをSG控えに回せるだけでもバックコート陣の負担は随分下がります。休養を入れるために練習日もシュートアラウンドもお休みとした程のマジックの最近のお疲れモードを考えれば、これは十分有難い復帰ではありました。

http://espn.go.com/nba/recap?id=310405019

ただ、この試合もマジックはやや手こずりました。何しろオフェンスが悪かったのです。ベンチメンバー全員揃ってFG成功数0だった時は私も頭が痛くなりましたね。まあ最終的にも2/12だった訳ですが・・・。

http://www.orlandosentinel.com/sports/orlando-magic/os-magic-bucks-game-0406-20110405,0,6274091.story

"It was a very frustrating night offensively. We were inept most of the night. We didn't shoot well. We didn't handle the ball well. We didn't make free throws. But I thought our guys played really, really hard and got a lot of stops down the stretch to get the win."

シュートも駄目(FG38.8%)、ボールハンドリングも駄目(TO21個)、FTも駄目(66.7%)。オフェンスに拘わるエトセトラがかなり残念な事になってい多野は明らかでしたが、それでもなおヴァンガンディHCは選手達をけなしはしません。むしろ、ハードにプレーしたと評価しているのです。その理由は言うまでも無く、ディフェンスにありました。何しろ、バックスのFG成功率は36.0%だったのですから。

http://www.nba.com/games/20110405/MILORL/gameinfo.html#nbaGIboxscore

そう、ここ数試合の課題だったマジックのディフェンスが、この試合では改善を見たのです。ヴァンガンディHCの評価ポイントも毎度の事ながら、そこなんですよね。そして私もまた、彼の肩を持ちます。

また、今ひとつだったオフェンスも最後はネルソン、タコルーがクラッチショットを沈め、とどめにドワイトがFT2本を揃えて締めました。現行体制のマジックに於いて、クラッチタイムで頼るべき2人が結果を出し、ドワイトもこういう場面でFTを落とさなかったというのはプレーオフへ向けてなかなか悪くない収穫です。

ともあれ、この勝ち星とホークスの敗戦をもって、マジックのイースト4位も確定しました。1stラウンドの相手がそのホークスなのも当確です。出来ればシーズン50勝には乗せて欲しいところですが、マジックとしてはもう無理をする必要は特に無いのですから、残り試合は全てプレーオフへ向けての調整と完全に割り切り、主力選手達を休ませながら英気を養わせたいところですね。

今季はここ数年と違ってシーズン成績まんまでプレーオフへの下馬評は低目ですが、何も東を制するのがブルズ、ヒート、セルティクスと決まった訳ではありません。マジックがプレーオフで世間を再び、良い意味で驚かせる日が来る事を期待しましょう。





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アーティスト:スガシカオ
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ペニー
六伍壱 ◆MAGICcvM2E
昔の名前はセントトーマスこと 「NBA MAGICAL INSIDE」 (現在更新停止)管理人、 2chマジックスレ は最近はご無沙汰。シャック&ペニー時代からマジックを追っかける'90s世代NBAファンです。耳寄り情報・ご要望・リクエスト・リンク希望・ツッコミetcはmagicalinside651@gmail.comまでドゾー。twitterにもおりますので「六伍壱」で検索してみて下さい。
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