・・・さて、このブログも定期更新が停止している間にトランプ政権が2回誕生してるわけなんですが、我らがオーランド・マジックのオーナー一族からは実は第一次トランプ政権に閣僚を輩出しておりまして、これトランプ政権中にうっかりマジックが優勝したら意気揚々とホワイトハウス行っちゃうよなと第一次トランプ政権の頃から思ってたりします。第二次トランプ政権はなかなか強硬なスタンスなので、NBAも今までのようなリベラル路線で続けられるのか、来季以降はブラック・ヒストリー・マンスは継続可能なのかなどと思いつつ、超多忙の中でもNBAウォッチングは一応継続してます。
我らがオーランド・マジックは長期の再建をようやく乗り越えて、フランツ・ワグナーとバンケロの2頭体制+サッグスを軸としてコンテンダー復帰を目指しながらもその3人の怪我もあってシーズン前半の好調さが影を潜めている昨今ですが、その結果オールスター本選には残念ながら昨年選出のバンケロも今季絶好調のワグナーも選ばれず、マジッククラスタとしてはそれ以外のイベントに注目せざるを得なかったわけです。
そんな中、今季もオールスターウィークエンドの華、ダンクコンテストが開催されました。結果は皆さんご存じの通り、マック・マクラングが史上初の3連覇を達成しました。3連覇という数字にはそんなに意味が無くて、たとえばジョーダンなりヴィンス・カーターなりザック・ラヴィーンなりがずっと出続けてれば3連覇なんか余裕だったんじゃないのという話なのでそこはまあそれなりの評価で良いとは思いますが、とはいえ記録に残る偉業には違いありません。
正直、もうマクラングだけやってることの次元が明らかに違ってて、ジャッジに疑問を差し挟む要素が無かったなと思います。むしろ大技を決勝まで残しておいたステフォン・キャッスルは大善戦だったんじゃないでしょうか。一発目に車越えダンクをいきなりぶちかます相手とよく渡り合えましたよ・・・。でもキャッスルの大技ダンクを見ても余裕の笑顔で拍手しているマクラングの顔を見れば、ああもうこれはキャッスルでも勝てないわと思いましたね。
例年の事ですが、ダンクコンテストについては色々と議論が発生します。もうネタ切れではないか、オールスター選手が参加しないからつまらない、いったん廃止してはどうかなどなどもう20世紀末から言われ続けてます。今回はそのあたり、TwitterならぬXではちょっと言い足りなくなる気がしたので、久々にこちらを再起動してみました。元読者の皆さんも一見さんも、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。
1.マクラングはダンクコンテストに相応しいか
今回、この議論はひとつあると思います。何しろマクラング、NBA選手と言えばそうなんですが2025年1月6日に26才の誕生日を迎えましたがNBAでの出場試合数は未だ計5試合。オーランド・マジックを見ている人ならお分かりの通り、昨季に至ってはNBA出場は1試合もありませんでしたし今季もPGの確保に苦しんでいたはずのオーランドで彼はまだ、本日(2025/2/18)時点で1試合しか出場出来ていないのです。1年目の河村勇輝選手がガベージタイムばかりだとはいえ同じ時点で20試合も出場機会を得ているのとは大違いですね。ガベージだと言えど、河村選手がいかに機会を得ているかが逆によく分かります。
マクラングのNBAスタッツ
ダンクコンテストにトップスターの選手が登場しないのは今に始まったことではありませんが、それにしてもマクラングはNBA選手というよりGリーグの選手です。彼がプロ選手とし得た総収入よりもダンクコンテストの賞金の方が遥かに上だなんて話も聞こえてきます。そんな彼が3連覇するダンクコンテストでいいのか?という疑問をお持ちの方は一定数いらっしゃるようにお見受けします。
結論から言います。イイんです!
まず、NBA側から見てマクラングはむしろ非常に有難い存在です。確かにNBAでの出場機会は明らかに乏しいものの、だからこそ彼は「Gリーグ」という存在をアピールするのに最適の人材です。昔からオールスターを見てきた人ほどこれは思い当たるはずですが、ここ数年明らかにNBAはGリーグにテコ入れを強めていますね。NBA全チームをカバーしてはいなかった時代は既に過去の物であり、オールスターイヴェントにもGリーグ選手達を呼び込む機会も明確に増えてきました。
マクラングは現在、その尖兵であると言って良いでしょう。Gリーグの、ではなくNBAのダンクコンテストで彼が無双状態を繰り広げることで、一般視聴者達も否応なくGリーグの存在をより意識していきますからね。ですのでNBA側としてはダンクコンテストそのもののレヴェルを上げるだけでなくGリーグの宣伝も果たしてくれるマクラングの存在は2倍お得なのです。
彼が無双過ぎて他の選手達が委縮して出場しないという声もありますが、それはマクラングでなくてもスーパーダンカーがダンクコンテストを支配する状態になったら毎度起きる現象です。こればかりは今回のステフォン・キャッスルのような奮起を待つか、新たなスーパーダンカーの到来を待つしかありません。マクラングだって永久にダンクコンテストに出場し続けられるわけではないのですから。
2.ダンクコンテストはもうオワコンなのか
んなわけあるか!
別にこの一言で終わってもいいんですが、せっかくなので続けます。みんなも久々にこの長文が読みたかったんでしょ?(自惚れ)
ダンクコンテストはもうネタが尽きたなんて言葉もほんと久しくて、コービーがルーキーの頃、1997年からそう言われてました。
この時のコービーが決めた股抜きイーストベイダンク、実は1994年にアイザイア・ライダーが決めたもの(1:48〜)とほぼ同じです。むしろライダーの方がベースラインから走り込んでいるので難易度は上ですね。
実際この後、ダンクコンテストは1998年に一旦中止されます。そして1999年はストライキならぬロックアウトでシーズンが50試合に短縮されたため、オールスターの開催自体が飛んでしまいました。ダンクコンテストの復活は2000年、ヴィンス・カーターの登場まで待つこととなるのです。
ところで上記の1994年・1997年のダンクコンテストの動画を見て我らNBA老害はジェームズ・ロビンソンやらアラン・ヒューストンやら、クリス・カーやらダ―ヴィン・ハムやら(そうです、あの元レイカーズHCです)の登場にキャッキャするわけですが、彼らを知らない世代の方なら特に一連のダンクを見て思う事でしょう。「レヴェル低くない?」はい、それ正解です。
そうなんですよ、20世紀のダンクコンテストをYouTubeで探してもらえれば分かりますが今になって改めて見てみれば実に牧歌的なものです。こんなダンクで今出場してたら予選突破以前の問題でしょう。流石にジュリアス・アーヴィング、ドミニク・ウィルキンス、マイケル・ジョーダン、ショーン・ケンプといった面々は今でも通用しそうな迫力がありますが、それでも予選突破出来ないかも知れませんね。
そりゃ当たり前で、ダンクコンテストもまた進化の歴史を続けているからです。ボールをボードに当ててリバウンドを叩き込む、ウィンドミル、リヴァースダンク、股下をくぐらせる、アリウープ、そういった数々の技を組み合わせていくことでダンクコンテストの水準は上がっていきました。それは先人の技を見て後進が更にアイデアや工夫を凝らし、新たな技を開発していくからです。
ダンクコンテストの簡単な歴史や歴代出場者・優勝者は我らが大西玲央さんA.K.A. BULLS FAN in JAPANさんが纏めて下さっているのでそちらに詳しいです。そちらも参照しつつ、ダンクコンテストの歴代の動画を視聴してみれば明らかに技が増えていくのが分かります。
ひとつ大きなインパクトがあったのがやはり2000年、ヴィンス・カーター登場でした。いとこのトレイシー・マクグレディ、そしてあのスティーヴ・フランシス、彼らの陰に隠れてしまいましたがジェリー・スタックハウスやリッキー・デイヴィスのダンクまで非常に全体的にダンクの質が上がった年でしたが、それでもなおカーターのダンクは圧倒的でしたね。
一発目にして「Let's go home! It's over」と言わしめたあの逆回転ウィンドミル、ゴール裏からのウィンドミル、初代アイザイア・トーマスを椅子の上に立ち上がらせてしまったバウンドパスをキャッチしての衝撃の股抜きダンク、今まで誰も成し得なかったリングへの腕突っ込みダンク、ちょっとフリースローライン内側から飛んでしまいましたがボースハンドでのフィニッシュ・・・私もこの時、正直もうこれ以上のダンクコンテストを見ることは無理なんじゃないかと思っていました。
しかし、カーターがこれ1回きりでダンクコンテストから去った後に彼の技を凌駕する男が、早くも2002年に現れます。それがジェイソン・リチャードソンでした。
カーターより小柄ながらリチャードソンは自分でボードに当てたボールを空中で掴んでの股下抜きダンク、自分で投げたボールを空中でキャッチしての股抜きリヴァースダンクといった新たな決め技を開発、他の出場者を圧倒して2002・2003年と2連覇を達成しました。2004年もフレッド・ジョーンズのセルフアリウープダンクがなかったら3連覇を達成していたかも知れません。
彼の後はジョッシュ・スミスがアトランタ・ホークスのドミニク・ウィルキンスのジャージを着て登場する「リスペクト作戦」、スーパーマンのマント姿で現れたドワイト・ハワードとそれに対抗して「クリプトネイト」と自称しながら緑色のジャージで登場し勝ったネイト・ロビンソンに代表されるエンタメ路線(ただ、ドワイトのダンク自体はボードへボールを叩きつけてからのダンクなど新たなスキル開発が伴っていましたしネイトにしてもそれだけで勝てたわけではないのですが)、そしてブレイク・グリフィンが繰り出した車超えダンク(そう、マクラングが今回やった原型です)と、様々な手法が開発されていきました。とはいえ、やはりこの時代もダンクコンテストについてそろそろまた批判的な声が囁かれ始めていたように思います。その空気を再び吹き飛ばすには、やはり圧倒的なタレントが必要でした。それがザック・ラヴィーンだったのです。
2015年時点での彼のパフォーマンス、今でもバリバリ通用しますね。しかし、真の名勝負はその翌年、2016年に待っていました。これは記憶に新しい方も多いでしょう。
今も語り草のザック・ラヴィーンvsアーロン・ゴードンの一騎打ちはシャキール・オニールが彼らにミスすることを禁止したこともあって一気にダンクコンテストの水準を引き上げてしまいましたね。今も優勝するべきはあの夜最高のダンクを決めたゴードンだという声がありますが、わたしはあの時、延長戦に入ったらややアイデアに立脚したアーロンがネタ切れを起こして負けるだろうと思っていましたし、実際最後はそうなったと思います。ですので、ザック・ラヴィーンが勝者に相応しかったと信じてやみません。2020年はアーロン優勝で良かったのでは?とは思いますが。
アーロンの両足の下にボールをくぐらせたダンクが非常にインパクトが強いですが、それ以外にもアーロンのダンクはそれまでにないアイデアが盛り込まれていました。マスコットキャラのスタッフ ・ザ・マジック・ドラゴンが回転しながら持っているボールを空中で受け取りながらダンクを決めた時(上記動画20:20あたりから)、これはアーロンかなりイケるなと思ったのをよく覚えています。対するラヴィーンも前年以上の技を次々と披露してのサドンデス突入となり、とどめがあのフリースローライン(厳密にはちょっと内側ですが)からの股抜きダンクだったわけです。いやもうバケモンですよ・・・
皆さんのダンクコンテストの基準はこの時に更新されたんです。そうです、更新されたんですよ。アーロン自身でさえ、この基準をその後は超えられなかったと思います。贅沢を知ってしまった皆さんはこれ以上、せめてこれに近いものを求めるようになってしまって今に至ります。確かにその後、なかなか2016年のインパクトを超えることは極めて困難でした。それはザック・ラヴィーンvsアーロン・ゴードンという2人のタレントが同時に現れ名勝負を繰り広げるという天祐に恵まれたからです。ダンクコンテストの歴史を振り返っても、伯仲する対決というのは1988年のジョーダンvsドミニク・ウィルキンスぐらいしか他に事例を思いつきません。このインパクトを超えるのは難しいという点については異論がないでしょう。
でも、わたしはマクラングの3連覇を高く評価したいです。それは別に彼がオーランドのジャージを纏って優勝したからではありません。彼は名勝負を繰り広げるライヴァルには恵まれていないものの、少なくともダンクコンテストという観点で見れば間違いなく歴代屈指のタレントのひとりとみて間違いないでしょう。今回も1人だけ全く別次元だったのは皆さんご存じの通りですね。
ダンクコンテストを制する要素は多々あります。
・フィジカル(ジャンプ力、手が大きい、背丈が高い・低いなど)
・スキルの組み合わせ(リヴァース、股抜き、セルフアリウープなど)
・アイデア
でも結局のところ、それらを高水準でこなすタレントの登場こそが最重要なんですよね。ドミニク・ウィルキンス、マイケル・ジョーダン、ヴィンス・カーター、ジェイソン・リチャードソン、ザック・ラヴィーンみんなそうだと思います。今はマクラングなんですよ。これはゲームタイムダンカーとは判定基準が異なるのです。ヤニスやモラントが出場すれば本番前は盛り上がるでしょうが、彼らがNBAの試合でならともかくダンクコンテストの場でマクラングに勝てるかは未知数です。今回マクラングが車超えダンクで車に足が当たって転倒していたのを見れば分かるように、シーズンが大事なスター選手達はそこまでのリスクを負えないという側面も無論あるでしょう。
今回のマクラングのダンクは過去の偉大なダンカー達に学び、それを更に進化させたものばかりでした。ブレイク・グリフィンのそれを更に超えてきた車超えダンク然り、アーロン・ゴードンの上記のスタッフ ・ザ・マジック・ドラゴン回転ダンクにボールをもう1個加えたアイデア然り、エヴァン・モーブリーを飛び越えるだけでなくリムにボールをキスさせてから叩き込む発想然り。2016年ほど分かり易くはないですが、マクラングは着実にダンクコンテストを真価させているのです。
ここからやっとタイトル回収なんですが、何事も同じなんですよ。たとえば音楽の世界もビートルズが大きな変革をもたらしましたし今もビートルズを崇め続ける人達は絶えませんが、その後もポップミュージックの進化は留まる事を知りません。20世紀には米津玄師みたいな音楽が世を席巻するのは予想出来なかったんじゃないでしょうか。でも、彼の音楽もきっと過去の先達の積み重ねの先にある進化の形だと思うのです。過去の名曲達をYouTubeでカヴァーして知名度を上げていった藤井風あたりだとそのあたりより明確に分かり易いですよね。
「機動戦士ガンダム」というコンテンツも我々のような1st体験世代は得てして1stガンダムこそが至高で後はクソみたいなことを口走っては煙たがられる事が多かったですが、わたしはその後のあれこれ、つまりZガンダムやZZ、「逆襲のシャア」といった1stの歴史とは別時空のガンダム作品群も特に抵抗なく受け入れてきました。それはガンダムって名前がついているから何でも無抵抗に受け入れたとかではなく、やはり先達のガンダムを踏まえて後進の方々が色々と考えて作ってきた作品群だからです。「新機動戦記ガンダムW」だろうがGガンダムだろうがノープロブレム。ガンダムシードだって、あれはあれで1stガンダムの様々な要素をうまくブレンドして再構成しつつも全く新しい世界観を作り上げた見事な作品だと思います。
ワイもやっとさる映画館で見てきましたが「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」はそのあたりが更に上手くて、1stガンダムのエッセンスだけでなくキャラの言動やセリフまで巧みに1stガンダムを秀逸に擦っていて、1stガンダムを知る者ならどハマりするのも納得の作りになっています。それだけでなく、1stガンダムに若い視聴者層が逆流入するという現象まで起きているそうです。これ、コンテンツ成功の理想形だと思うんですよ。
話を一気にNBAに戻すと、だからこそわたしは最新のダンクコンテストを否定する気は全くありません。そこには過去のダンクコンテストの歴史が引き継がれ、新たな形でブレンドされているのです。「ああこれは○○のダンクを発展させたんだな」と分かる事で、今度は過去の歴史を知らなかった世代がそれらのダンクに触れていくんだとしたら、こんな好循環を無くすなんて選択肢はあり得ないと思いませんか?老害的な煙たがられ方ではない形で若い世代とNBAの話が出来るなら、それに勝るものはありません。若い世代もまた、自分達が知り得なかった過去の歴史を知る事で視野が広がるのです。
NBA PR X投稿より
NBA PRのX投稿をGoogle自動翻訳すると「NBAオールスター2025は、金曜と土曜の夜に10億回の視聴を記録し、リーグのすべてのソーシャルメディアアカウントで17%増加し、ソーシャルメディアのエンゲージメント記録を達成しました。10億回の視聴には、リーグ外のアカウント間での追加エンゲージメントは含まれません。」とあります。そうです、盛り上がっていたんですよ。
自分が盛り上がらないからダンクコンテストは廃止だ!なんてあまりに視野狭窄過ぎます。マクラングを、そして彼に続く新世代のダンカーを楽しみに待ちながらまた新たなダンクの登場を楽しみに待つ、それでいいじゃないですか。幸い、まだまだダンクコンテストで未開拓の技が存在するのも事実です。
実はマクラングの今回のダンクのうちひとつはこの動画の冒頭、「1」にかなり近いですね。こういったNBA選手じゃない市井の人達が新たなダンク技を開発していまして、NBA選手達も時々それを取り入れてダンクコンテストで披露しているのです。アーロン・ゴードンの両足抜きダンクも実は彼のオリジナルではなく、先に実行した人がいるんですよ。
だからってそういった行動を否定する必要もありません。彼らのような市井のダンカー達はマクラング以上にこれ一本に賭けているわけで、それ以外のスキルではほぼNBA選手達に敵う事はありませんからね。いっぽうNBA選手達がダンクコンテストの場だけであっても、それらのアイデアをそのまま実行するのは決して簡単ではないのもまた事実。どっちも凄いなぁ、でいいんです。
ダンクコンテストがネタ切れなんて事、実はそうそうありません。我々が何も知らないだけで、まだまだ新しい技は開発されていて、まだNBAダンクコンテストの場でも披露されてはいないだけなのです。
わたしたち個人個人の認知能力なんてたかが知れていますが、集合知の力で色んなことが解決するのです。それが悪い形で出てしまう事もあるのが昨今のSNS社会ではありますが、基本的にはそうやって社会は良くなっていくんじゃないかとわたしは思います。世の中すは色々と大変ではありますが、視野を広く持って、様々なフェイクニュースに騙されないよう気を付けつつNBAも他のあれこれも楽しんで参りましょう。
じゃあワイは週末に”特別映像”追加版見てくるんでヨロシク。第4弾特典のフィルムが大外れやったんや・・・おのれサンライズとバンダイナムコめ許さんぞ!(←視野が狭い)
機動戦士Gundam GQuuuuuuX公式サイト
https://open.spotify.com/track/2TjnCxxQRYn56Ye8gkUKiW
俺にオーランド・マジックのエントリーを書かせろ!!!
いやほんと、なんでこう日本バスケの話題が続いてしまったのでしょうかね。ブログも再稼働したことだし私はNBAの話題を投下したいのですが、絶妙なタイミングで日本バスケの新ネタが投下されてしまいました。まずは入江元HOOP誌編集長が執筆するバスケットボールキングさんの記事から引用しましょう。
https://basketballking.jp/news/japan/20181216/122234.html
「12月16日、日本バスケットボール協会(JBA)においてFIBA(国際バスケットボール連盟)タスクフォース2024によるJBAモニタリングに関する記者会見が行われ、コーチェアマンの川淵三郎氏、同じくインゴ・ヴァイス氏、そしてメンバーの1人、スコット・ダーウィン氏が登壇した。JBAは2014年にFIBAから資格停止の処分が解除されたが、その後も、JBAと日本のバスケットボール界の動向についてチェックを受けている。」
https://basket-count.com/article/detail/14776
https://news.yahoo.co.jp/byline/oshimakazuto/20181217-00107908/
P.S. 本件につきまして、冒頭に引用させて頂きましたバスケットボールキング入江さんより補足頂きました。入江さんありがとうございます!
なるほど、正確には川淵キャプテンが切った人達というわけでは無いのですね。あと「乗せられて名前だけ」も大いにありそうです。その結果、一緒に槍玉に挙げられてしまうとすれば不幸な話ですね。 また、日本バスケットボール推進協議会のサイトですが私がこのエントリーを投下した直後からアクセスが困難でなかなか表示しません。たまに表示されたのを見る限りでは記事を全て削除したように見えますが、果たして?
俺にオーランド・マジックのエントリーを書かせろ!!!
いやほんと、なんでこう日本バスケの話題が続いてしまったのでしょうかね。ブログも再稼働したことだし私はNBAの話題を投下したいのですが、絶妙なタイミングで日本バスケの新ネタが投下されてしまいました。まずは入江元HOOP誌編集長が執筆するバスケットボールキングさんの記事から引用しましょう。
https://basketballking.jp/news/japan/20181216/122234.html
「12月16日、日本バスケットボール協会(JBA)においてFIBA(国際バスケットボール連盟)タスクフォース2024によるJBAモニタリングに関する記者会見が行われ、コーチェアマンの川淵三郎氏、同じくインゴ・ヴァイス氏、そしてメンバーの1人、スコット・ダーウィン氏が登壇した。JBAは2014年にFIBAから資格停止の処分が解除されたが、その後も、JBAと日本のバスケットボール界の動向についてチェックを受けている。」
要は川淵キャプテンがFIBAの要人2人と一緒に記者会見したんですよ。で、なかなかいいニュースがありまして、これまた端折って言ってしまえば、日本バスケ代表チームは恐らく男女揃って東京五輪に出場出来そうです。
女子に関してはもうこれは実力的に妥当ですね。そして問題の男子なんですが、こちらも背水の陣モードから渡邊&八村のヤングデュオに加えてファジーカス選手の帰化により一気にパワーアップ。怒涛の連勝で自力での出場枠獲得なるかというところまで巻き返して来ました。
正直なところ、FIBAとしては日本代表男子が出場枠を逃したとしてももう開催国枠として出場を許可すると見てほぼ間違いないと思われます。もちろん現時点でそうですとは言わないですが、FIBAのお二人の言を見る限りではもうそう言っているに近いですね。
もちろん、日本代表男子が自力で東京五輪出場を決めるのがベストであり、そうなって欲しいと私も願います。しかし、もしもそれが叶わなくとも東京五輪出場への道を固めておくのが裏方たる川淵キャプテンはじめJBAの仕事。川淵キャプテンの下、非常にいい仕事をしていることはよく伝わります。FIBAの方々の発言も現JBAの成果を高く評価しているのは明らかですね。
ところが、この会見のもうひとつの主役がいました。それが当エントリーのタイトルにもなっている「日本バスケットボール推進協議会」なる団体。これ、一応サイトが存在するんですが、今時SNSにも未対応な上に、2017年6月を最後に更新がストップしています。川淵キャプテン達がSNSを駆使しているのと何とも天地の差ですね。
そんなところからも日本バスケットボール推進協議会の古さが見て取れます。そう、彼らはかつて川淵キャプテンの新体制確立に当たって石もて追われた往年のJBAのメンバーだったお歴々。かつては日本代表選手、監督として戦った方々ばかりです。
彼らが何をしていたかについて、今回の記者会見で明らかになりました。ざっくり言えば現JBAの足を引っ張る動き、そして猟官運動ですね。
https://basket-count.com/article/detail/14776
https://news.yahoo.co.jp/byline/oshimakazuto/20181217-00107908/
実はバスケットボールキングさんの記事はまだ優しい方でして、日本バスケットボール推進協議会の皆さんについてどんな辛辣な言葉が飛び交ったかはこちらに詳しいです。先程のバスケットボールキングさんの記事含めて4サイト、是非読んでみて下さい。悲しくなります。だって要約するとこうなんですよ。
・FIBAへ日本バスケットボール推進協議会が文章を送り、日本バスケ界の問題を精査して欲しいとの要望を送った
・が、その内容は具体的データを伴わない誹謗中傷だった
・今回の来日時に彼らと話し合おうとしたが会ってもらえなかった
・2014年の12月に彼らと会った時には役職に就きたいという話しか出てこなかった
・彼らは120歳くらいの頭の中身で、モントリオールや東京のオリンピックで止まっている
・・・アカン・・・こんなもんどうやっても擁護の余地がありません。日本バスケ界の未来のヴィジョンが問われていた2014年時点で役職に就く事以外何も考えておらず、新JBAに入りたくて今のメンバーを中傷するけどFIBAのメンバーと直接会う事は避ける、そんな人達をどう扱えというのでしょう。そりゃFIBAのヴァイス氏がこう断じるのも当然です。
「テーブルにつく気がないのであれば、明日でなく今日中に日本のバスケ界から引退して頂きたい。率直に『黙っておれ』と、一言でお伝えしたい」
ここまで完璧に非難されるしかない団体ってのもなかなかお目にかかれ・・・いや最近結構あるかな。いや本当、まるで主張に理が無い団体ですね。
私の観測範囲で日本バスケットボール推進協議会の人が割と正しいことを言っていたのはそうですね、よくメディアに出ては現日本バスケ界の悪口を言うのが仕事になってしまった吉田正彦副幹事長の「日本代表にビッグセンターをNBAから帰化させるベき」、これだけですね。確かに210cmで元NBAのファジーカス選手帰化は日本代表強化に大いにプラスになったと思います。これについてだけは私もファジーカス選手の帰化前から賛成でした。
しかし、これ以外についての吉田副幹事長、いや吉田元全日本監督とお呼びするべきでしょうが、彼の発言はメディアに出る度にバスケファンから失笑を受け、スルーするべき内容として無視ないし嘲笑の対象となっています。申し訳ないですが、私もその点に関しては同意せざるを得ません。最早批判のための批判でしかないものに何ら生産的な意味を見出せない以上、日本バスケットボール推進協議会への糾弾を止める事は難しいでしょう。
ただ、だからといって彼らを老害だの××だのと罵倒するようなのもどうかとは思うのです。最近のネットの流れだと、こういう肯定するべき要素の無い人や団体は得てして袋叩きに遭って炎上するという、やや中世じみたことが頻発します。でもさっきの日本バスケットボール推進協議会の役員名簿をもう一度皆さんご覧下さい。
お判り頂ける通り、彼ら彼女らは日本バスケットボール界の黎明期を支えてきた人達ではあるのです。バスケットボールというスポーツがマイナーだった時代を生き、懸命に戦ってきたことは紛れも無い事実。この先人達の頑張りは認めなければなりません。
ただ悲しいかな、選手やコーチとしての手腕とこういう協会を運営して国内全てをコントロールするビジネス的手腕とは違うものです。川淵キャプテンの目覚ましい活躍はJリーグ以降皆さんご存知の通りですし、三屋JBA会長にしてもバレーボール引退後はなんと下着会社のシャルレ社長を務めたこともあるビジネスウーマンです。そういう才覚ある人材が、残念ながら旧JBAのバスケ出身者には不在だったということなんでしょうね。バスケットボール界ではない人達にJBAの運営を握られていることへの苛立ちは理解しますが、新旧JBAの成果を見比べた時、申し訳ないのですが旧JBAの方々に再登板頂くべき場面があるとはとても言えないでしょう。
日本でのNBA展開を牽引したのは伊藤忠商事の力が大きかったという話は何度かここにも書きましたが、思えば日本でのNBA展開が迷走してジャパンゲームが途絶えたのも彼らが手を引いてからでした。そんな無策時代を思えば、現在楽天がNBAにカネを投じてビジネス的な動きを見せているのは非常に有難いわけです。
今回、日本バスケットボール推進協議会の皆さんは電通がBマーケティングという会社に株主として入っていることについても異議を唱えていたようです。確かにかつてのアマチュアリズムからすればこういうところに広告代理店が名を連ねる事に対して違和感があるでしょう。しかし、最早アマチュアリズムでバスケットボール人気を維持出来る時代でなくなってしまった事もまた事実。それは1992年のバルセロナ五輪でのドリームチーム誕生により決定付けられてしまった流れでしょう。五輪商業化と同じく、バスケットボールもまた商業化なくして成り立つことは難しい。だからこそBリーグが誕生する必要があった訳です。そして、FIBAは日本バスケットボール界のそういう変遷を支持しているわけです。FIBAが日本バスケットボール推進協議会の方々を評して「モントリオールや東京のオリンピックで止まっている」と評したのは恐らくはそういう意味です。
日本バスケットボール推進協議会の皆さま。私は皆さまの現役時代の汗と活躍に敬意を表します。であるからこそ、皆さまの今のあまりに無残なありようを見ているのが辛いです。遥かに年下の若造達(川淵キャプテンは同年代か年上かもですが)にけんもほろろに叩かれてしまい、しかも擁護のしようもない。あまりといえばあまりですが、しかしそんな窮地に自ら飛び込んでいるのは皆さん自身なのです。
どうかFIBAの方々が仰る通り、もう白旗を掲げてご隠居頂けないでしょうか。FIBAの方々が「今日今すぐ引退して頂きたい」と言ったのはむしろこれ以上生傷に塩を擦り込むようなことにならないようにという武士ないし騎士の情けではなかったでしょうか。人生の先輩達、バスケの先輩達(私如きがそもそもバスケ界の人間かというセルフツッコミはありますが)を悪し様に言うのは私も全く本意ではありません。
敗軍の将、兵を語らず。日本バスケットボール推進協議会の皆さま、五輪予選に出られるかどうかも分からないところまで追い詰められていた日本バスケ代表は今や男女揃っての出場をほぼ確実にしました。この成果を見てももう明らかなように、喩えるなら大坂夏の陣は、西南戦争はもう終わったのです。
日本バスケットボール推進協議会の皆さま、どうか、どうかご理解頂けますと幸いです。そしてどうぞご自愛下さい。You better let somebody love you, before it's too late.
P.S. 本件につきまして、冒頭に引用させて頂きましたバスケットボールキング入江さんより補足頂きました。入江さんありがとうございます!
m_irie3🏀@m_irie3
@ALLROUNDMAGIC 1つ付け加えたいのですが、この人たちってJBAの前体制下でもすでに弾かれていました。それで川淵さんが来て、失地回復だって意気込んだわけです。もちろん影響は今よりも大きかったと思うのですが、それでもすでに外れていた面々なのです。
2018/12/20 12:31:00
m_irie3🏀@m_irie3
@ALLROUNDMAGIC もう1点、一部の人間に乗せられて名前だけ名簿に載っている人も多いと思います。
2018/12/20 12:31:34
なるほど、正確には川淵キャプテンが切った人達というわけでは無いのですね。あと「乗せられて名前だけ」も大いにありそうです。その結果、一緒に槍玉に挙げられてしまうとすれば不幸な話ですね。 また、日本バスケットボール推進協議会のサイトですが私がこのエントリーを投下した直後からアクセスが困難でなかなか表示しません。たまに表示されたのを見る限りでは記事を全て削除したように見えますが、果たして?

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